防水層の改修工事は、基本的には既存の状態に合わせた修繕工事が一番好ましいと考えらていますが、中には臨機応変に修繕内容を変える必要があります。

例えば、以前にご紹介した、アスファルト防水からシート防水への改修工事です。

その時は、配管を支えている架台を持ち上げた間の隙間に厚みのあるアスファルト防水を入れ込むことが難しかったために、アスファルト防水よりも厚みの無いシート防水を貼り込むことにしました。

そして今回は、既存の防水層がFRP防水で、新規でウレタン防水工事を行った施工事例をご紹介したいと思います。

FRP防水は、ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜ合わせ、ガラス繊維を補強材として使い、塗膜した防水層のことです。さらに仕上げに、トップコートを塗膜します。

この最後に塗膜するトップコートは定期的なメンテナンスが必要となり、約7年位に一度塗膜する必要があります。

今回ご依頼いただいた、千葉市若葉区の方のベランダは新築から一度もメンテナンスを行っていなかったそうです。

しかも、このベランダの下の部屋で雨漏りもし始めたそうです。

ベランダを見てみると、劣化が進み、トップコートが剥がれてしまっているのが確認できました。

雨漏りの直接的な原因はサッシ下の劣化によるクラックでした。

きちんとした補修を入れて、トップコートを塗膜すれば雨漏りは止めれそうです。

しかし、剥がれてしまっているトップコートに塗膜をしても、かなりの凹凸があるため、きちんとした施工は出来そうにありません。

そこで、提案させていただいたのが、新規でのウレタン防水工事です。

凹凸のある、既存の防水層を平らになるよう調整して、新しく防水層を造る方法です。

メリットはたくさんあります。

既存の防水層(FRP)の上に、もう一層防水層が出来るわけですから、必然的に厚みが出来て強度が増します。

ちなみに、防水層やシール(外壁などの目地)は厚みがすべてとも言われています。

ならば、すべての防水層を改修工事する時は、ウレタンを塗膜してしまえば良いのでは?と思いますが、デメリットもあるため、そうはいきません。

まずは、修理に掛かる工事費用です。

FRP防水のトップコートを塗膜する場合は、簡単に説明すると、下地材のプライマーを塗膜して、乾いてからトップコートを塗膜して施工完工です。

しかし、ウレタン防水の場合は、下地の調整をしてから、プライマー→ウレタン→トップコートの順に塗膜していくので、手間と材料が倍近く掛かるために、FRPのトップコートを塗膜する場合と比べると高額になります。

そうならないためにも、本来は定期的なメンテナンスを行い、お家をきれいに保つことが大事だと考えています。

次に、既存の防水層との相性です。

アスファルト防水はウレタンとの相性が悪いため、基本的には塗膜することができません。

また、既存に合わせた下地材(プライマー)を選ぶことがとても重要なため、改修工事に慣れていない職人が施工すると、施工不良が発生します。

そうなると、トラブルの原因になるため、慣れた職人や業者を選ぶ必要があります。

そのようなデメリットを踏まえた上での防水工事を今回施工させていただきました。

まずは、清掃を行い、凹凸のある下地を調整してから、プライマーを塗膜します。

次に、ウレタンを塗膜します。

最後に、トップコートを塗膜して、施工完工です。

他にも、ベランダ周りの外壁(防火サイディング)目地も劣化が見られたので、修理させていただきました。

外壁の目地打ちもプライマーを塗ります。

マスキングテープを剥がすと、きれいに目地の跡だけ残ります。

私たちは、今まで数多くの改修工事(雨漏り修理工事)を行ってきましたので、その都度、臨機応変に工事してきました。

たくさんの経験と知識で、あらゆる建物の修理工事を行う自信がありますので、一般住宅やアパート・マンションの改修工事や、雨漏りの修理工事は、雨漏りレスキューにお任せ下さい!

年中無休で受け付けております。即日での対応がご希望の方はご相談下さい!

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