今年は、3月に入ってから急に雨の降る日が増えてきました。
今回の大雨で初めて雨漏りしてしまい困っている方もたくさんいらっしゃるようです。
そこで今回は、建物の金属を使っている部分からの雨漏りについて少しお話したいと思います。
金属製の材料を使って家を守っている箇所は結構たくさんあります。
例えば、家のバルコニーに使われているのが笠木と呼ばれる箇所です。
実は、この笠木からの雨漏りも結構多いのですが、原因が経年劣化からくるものがとても多く見られます。
笠木は、劣化が進むとつなぎ目のシーリング剤が剥がれてしまい、そこから家の中に雨水が入ってしまいます。
基本的にはこの笠木の下には防水シートが貼ってあり、多少の雨水が入り込んだとしても雨漏りは起こりません。
しかし、年数が経つと劣化してしまうため長期間に渡り放っておくと雨漏りの原因になってしまうこともあります。
他には、出窓部分にも多く板金を使っていることがあります。
出窓があることによって、ちょっとした小物や植木鉢を置き、お家の中がオシャレに見えることや、スペースを広げることができるなど、あったらとても便利ではあります。
しかし、この出窓で使われている板金箇所も年数が経つと劣化が進み雨漏りの原因になることが非常に多いのです。
出窓からの雨漏りは笠置の場合と少し似ていて、板金と板金のつなぎ目に使われているコーキング剤が剥がれてしまい、そこから雨が降れば雨水が入って雨漏りしてしまいます。
そして、この出窓の板金部分は雨漏りを放っておくと浮いてきてしまい、そこからも強い横風の雨が降ると雨水が入りお家の中が水浸しになり大変なことになってしまうのです。
屋根にも金属が使われている箇所が、もちろんあります。
例えば、スレート屋根(コロニアル)の棟に当たる箇所です。
以前にも少し書きましたが、棟板金は、年数が経つとシーリング剤が剥がれてきたり止めてる釘が浮いてきてしまい、隙間ができます。
その隙間から雨水が入り込んでは、やがて雨漏りとなって家の中の天井から雨水が落ちてきます。
スレート屋根以外にも、全体が金属製で造られてる屋根材でも雨漏りは起こります。
見た目が少しスレート屋根と似ているこの屋根材でも、屋根材と屋根材が被さっている所に台風などの強い雨が降ってくれば雨水が入り込んでしまい、年数が経っているお家では当然防水シートが劣化していると考えられるため雨漏りしてしまいます。
これから雨が多くなってくる季節です。
以前に雨漏りしてたけど、今は何となく止まってるから修理してない方などいましたら梅雨の時期に入る前に
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