今回は、施工不良によって起きた、雨漏りの修理工事をご紹介します。
東京都足立区に、お住まいの方からのご相談でした。
「築20年、3階建ての木造住宅に住んでいます。2階の天井から雨漏りするのですが、上にベランダがあって、そのベランダや外壁は半年前に塗装したばかりです。原因が何なのか、調査からお願いします。」
といった内容のご相談でした。
まずは、現地調査からです。
最初に、雨漏りしているお部屋を見させていただきました。
すると、2か所、雨漏りの跡があるのを確認しました。
お電話でお話しした内容通り、天井から雨漏りしています。
次に、この上に広がるベランダ周りを調査です。
半年前に施工したベランダの防水はとてもきれいで、雨漏りしそうな箇所は見当たりません。
次に、雨漏りしている箇所の真上に当たる笠木や手すり周りを調べてみました。
どこか、雨水が入り込みそうな箇所がないか探していると怪しい箇所を発見です!
笠木と手すりを取り付けている箇所に隙間が出来ていました。
取り付けビスが無い箇所があったり、笠木と手すりの取り付け箇所の間に、青色のプラスチックのような物が挟まれていたりと、とてもじゃないですが、プロの業者がやったものだとは思えませんでした。
誰がやったのか、ご依頼者の方にききました。
すると、「実は、2年前にこの家を中古で買って、その時に紹介された業者に雨漏りしていることを相談した時にやってもらったと思う。」
とのことでした。
2年前の状況は、もはやわかりませんが、現時点の状況からすると、この青いプラスチックが挟まれている箇所の隙間から雨漏りしているのは間違いなさそうです。
ご依頼者の方は、応急処置的な修理方法は望まれていませんでした。
しっかりとした修理内容で直して欲しいという希望があったため、新しく笠木板金を取り付ける内容でご提案させていただきました。
それでは、施工事例のご紹介です。
一旦、手すりを外し、新しい笠木板金を設置します。
そして、その笠木板金の上に、手すりを戻します。
手すりを戻したら、ビスで手すりを固定し、笠木板金のつなぎ目や手すりの取り付け箇所(ビスや周り)をコーキング材を使って補修するために、養生をしていきます。
補修を入れて、養生に使ったマスキングテープを剥がしたら完了です。
笠木や、その周りにある手すりからの雨漏りは、とても難しいため、慣れている専門業者にお願いするのを、お勧めします。
修理をしたけど、全く雨漏りが止まらないと言ったお話しをよく耳にしてきました。
原因は、笠木の隙間から雨漏りしているのか、今回のケースのように手すりの取り付け箇所から雨漏りしているのか判断しにくいからです。
その他にも、手すり本体のほんの少しの隙間から入り込んだ雨水が、雨漏りを引き起こすこともあります。
その時々の状況によって(笠木や手すりの構造)修理方法が違いますが、雨漏りレスキューでは、数々の笠木周りからの雨漏りを止めてきた経験があります。
もしも、ベランダ周りから雨漏りしている方や、笠木の下で雨漏りしている方は、雨漏りレスキューにご相談下さい。
再発保証期間をお付けし、必ず雨漏りを止めてみせます!
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