屋根から雨漏りする場合の費用は、一体いくら位掛かるのでしょうか?
色々と調べると、100万円以上掛かるなんてことも、ネット上では書かれています。
確かに、屋根を新しく葺き替えてしまえば、間違いありませんし、何より心配がいらなくなります。
おそらく、ネット上で100万円以上費用が掛かると言っているのは、屋根の葺き替え工事のことだと思われますが、全ての屋根の雨漏り修理工事が、葺き替え工事とは限りません。
状況によってはもっと安く修理出来ることもあります。
今回、ご紹介する雨漏り修理工事例は、葺き替え工事ではない方法での雨漏り修理工事です。
エリアが、千葉県八千代市です。
お問合せをいただいた方は、今回雨漏りしているお家に住んでいる方ではなく、大家さんの方でした。
「入居している方から、雨漏りしていると言った報告を受けました。おそらくは、2階の天井で雨漏りしていると思われますが、はっきりしたことはわかりません。一度見てもらい、修理して欲しいです。」
とのことでした。
入居者様と連絡を取り合い、現地の状況を見させていただきました。
案内された部屋は2階のお部屋で、天井板に黒い染み跡があります。
この上は屋根(瓦屋根)になっています。
どうやら屋根から雨漏りしているのは間違いなさそうです。
屋根の状況写真です。
屋根全体を見渡す限り、瓦がめくれていたり、割れたりしている訳ではなさそうです。
瓦自体もきれいに並んでおり、特に瓦同士の隙間などは見当たりませんでした。
次に確認する箇所は、屋根の棟にある漆喰です。
漆喰箇所を確認すると、かなり劣化が進んでいるのがわかりました。
しかも、この劣化によってボロボロになっている漆喰の真下付近で雨漏りしています。
漆喰は、屋根の棟と瓦の間の隙間を埋めています。
この漆喰がボロボロだと、棟から入った雨水が瓦や棟の下を通ります。
もし、瓦や棟の下に貼ってある防水シートが劣化していると、そのまま雨漏りしてしまいます。
そうならないためにも、漆喰は定期的なメンテナンスが必要になり、ある程度はきれいな状態を保たなくてはならない箇所になります。
今回の雨漏りは、漆喰の劣化が引き起こす雨漏りでした。
新しく漆喰を塗り替えれば雨漏りを止めることができそうです。
施工後の屋根の写真です。
漆喰を新しく塗り、しっかりと棟と瓦との隙間を埋めました。
メンテナンスを兼ねた、今回の工事で雨漏りもしっかり止めました。
屋根で起きる雨漏りには様々な原因があるため、概算などで費用をお伝えするのはなかなか難しいですが、今回のケースのように漆喰の塗り替え工事で雨漏りを止めることが出来る場合もあります。
掛かる工事の費用も安く、屋根の大きさにもよりますが、相場は20万円~30万円になります。
屋根からの雨漏りで、高額な見積りなどでお悩みの方は一度ご相談下さい。
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