加入している火災保険で屋根を葺き替えた施工事例を、今回はご紹介したいと思います。
千葉市花見川区にお住まいの方からのご相談でした。
「屋上に出る所の上にある屋根が壊れてしまい、剥がれてしまっている。修理して欲しい。」
とのお問い合わせをいただきました。
まずは、現場調査からです。
今回は、雨漏りはしていないとのことでしたので、早速壊れている屋根を見させていただきました。
既存の屋根は横葺きの金属瓦の屋根です。
初めに確認できたのが、ケラバの板金が剥がれてしまい、外れてしまっている箇所でした。
次に、屋根材を止めている釘も浮いてしまっている箇所も確認できました。
このままでは、いつ屋根材が飛んでしまってもおかしくありません。
最悪の場合、歩行者の方にぶつかり大怪我させてしまうことも考えられます。
そうならない為にも、屋根の葺き替え工事が必要です。なぜなら、ケラバの板金を新しく取り付けても屋根全体の野地板(下地のコンパネ板)に打ち込んでいる釘が取れかかっているため、強風が吹けば屋根材が剥がれて飛んでしまうからです。
ご依頼者の方は、ほとんど屋上に上がらない方でしたので、今回の屋根の破損に気が付かなかったみたいです。
しかし、屋根材がこのように剥がれて外れてしまうような強風と言えば去年の台風しか考えられません。(2019年の台風15号と19号)
そこで、ご依頼者の方に火災保険に加入しているかを確認してもらいました。
火災保険に加入していれば、風災被害を受けた屋根は保険金で直せることがあります。また、被害を受けて3年以内であれば保険金の請求は出来ます。
なるべくご依頼者の方の負担を減らせればと思いお聞きしたところ、火災保険に加入しているのが確認できましたので、保険金の請求をしてもらいました。
そして、下りた保険金の範囲内で、無事屋根を葺き替えることが出来ましたので、施工写真をご紹介させていただきます。
既存撤去をして、野地板(コンパネ板)の上に防水シート(アスファルトルーフィングシート)を貼ります。
屋根の勾配がかなり緩やかだったので、今回は縦葺きの瓦棒葺き屋根で施工させていただきました。
飛ばされてしまったケラバの板金などもしっかりと取り付けました。
火災保険を使って屋根を葺き替えましょうと推してくる業者が数多くいます。
実際には詐欺まがいな業者も多いため、かなり怪しく思われがちですが、実際に被害を受けた屋根を直すのは、何にも間違ったことではありません。
我々は、少しでもお客様の助けになればと思い取り組んでいます。
保険金の請求などでお困りの方は一度雨漏りレスキューにご相談下さい。
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